写真家の杉山守さんが永眠された。
自分が小学生の頃から隣のマンションに住んでいて、家族ぐるみで仲良くしてもらっていた。
守さんの長男と私の妹が同級生。
運動会の後に近所の公園でお弁当の残りをもう一度広げながら大人たちは語り合い、子供たちは自由に遊び、
それが私にとってとても眩しくお洒落な時間で、学校も運動会も嫌いだった私の、一年に一度の楽しみだった。
それが私にとってとても眩しくお洒落な時間で、学校も運動会も嫌いだった私の、一年に一度の楽しみだった。
母がカメラを始める時、中古カメラ店に連れて行ってもらい、母が撮りたい被写体に合わせて、
守さんがレンズやフィルターも選んでくれた。
そのカメラはいつしか私が使うようになった。
何本もフィルムを無駄にしながら写真を撮るのが楽しかったのは、このカメラのおかげだった。
守さんがレンズやフィルターも選んでくれた。
そのカメラはいつしか私が使うようになった。
何本もフィルムを無駄にしながら写真を撮るのが楽しかったのは、このカメラのおかげだった。
私が写真にのめり込み、その道を志そうと思った頃、
守さんの事務所にお邪魔して沢山話を聴かせてもらい、そして写真を見てもらった。
守さんの事務所にお邪魔して沢山話を聴かせてもらい、そして写真を見てもらった。
守さんの声、笑い方、笑顔は鮮明に、いつでも脳内リピート可能だ。
父の友人であり、母の友人であり、私が出逢った巨匠の一人であり、
最強にかっこいいおじさんだった。
最強にかっこいいおじさんだった。
守さんとの最後の交流はFB上での短い会話だったけど、
「撮ってますか」に「毎日撮ってます」と返事ができて良かった。
「撮ってますか」に「毎日撮ってます」と返事ができて良かった。
守さんのために集まった「7:30」メンバーの皆さんは、
当時の熱や今もなお燃え続ける魂を若造の私に感じさせてくれた。心底憧れる。
当時の熱や今もなお燃え続ける魂を若造の私に感じさせてくれた。心底憧れる。
守さんの実家からいただいた柿を、父が前菜に、私はこの日のデザートに使わせてもらった。
父が腕をふるったイタリアンは、今日もとても美味しかった。
シェフの助手をするのが楽しかった。
父が腕をふるったイタリアンは、今日もとても美味しかった。
シェフの助手をするのが楽しかった。
守さんを想いながら丁寧に作った柿のクラフティは皆さんに美味しいと言ってもらえた。
守さんも喜んでくれただろうか。
守さんも喜んでくれただろうか。
守さんは私に、写真を撮ることの素直を教えてくれました。
元気ですか元気です。
撮ってますか撮ってます。
from Mafumi