2016年7月9日土曜日

ristorante maruya "SUMMER" 日本酒の会 其の二

未だ明けていないけど明けた風な梅雨の土曜日、
デザイン事務所丸屋が、リストランテマルヤに変化。

素敵な皆様とのお約束から約半年の月日を経て、
 "リストランテ マルヤ「日本酒の会」其の二"の開催が叶いました。



マリアージュプランを盛り込んだメニューを、お名前入りカードにしてお席に
お水を含ませ、日本酒を受け入れる準備が整った酒器のみなさま


この日、ボスのイタリアンに合わせて、
日本酒をセレクトしてくださった"すぎだまさん"こと富田麻子さん。
すぎだまさんとの出会いは、日本酒ではないイベントの「偶然同じテーブルのお隣」でさりげなくお話をさせていただき、
ちゃっかりとすぎだまさんのお酒をシェアさせていただいたというミラクルなきっかけ☆
私に日本酒の魅力をそそいでくださった方です。



秋田のお酒「まんさくの花」の蔵元、日の丸醸造の佐藤社長もお越しくださり、
お持ち頂いたお酒を中心に、味わいの変化を楽しませてくださる贅沢なラインナップ!!!
お料理と共にご紹介して参ります。



まんさくの花 Sparkling Dolce

こちらをワイングラスに注いで乾杯です!!!!

待ち兼ねた舌にシュワシュワが最高です。
甘いのにキレが良くすっきり。
薄く濁った発泡、やさしい気品を感じました。




一品目は前菜3種の盛り合わせ。
・サーモンのマリネ 緑茶の香りのレモンソース〈奥〉
・タコのグリエ ピリ辛トマトソース〈右〉
・アジのマリネ ディルがアクセントのマヨネーズソース〈左〉



こちらには

阿武の鶴 純米吟醸 First

マリネの酸味やディルの爽やかさに寄り添います。


記念すべく、30年ぶりの復刻第一号タンクの称号『First』の印




続いてお料理は濃厚な一皿。
・きのことサザエのアンチョビバター焼き



クルリと巻いているのは皆さんが大好きな”肝”です。
このしっかりとしたコクと深みを、
さらに深いところへ連れて行ってくれるのが

まんさくの花 純米大吟醸

なんて美しく調和したお酒なんでしょう。
クリーミーなサザエの肝、シイタケの確かな旨味をどっしりと受け止めてくれます。






豪華なAntipastoが続く3品目。

伊豆下田で昨日水揚げされた金目鯛のアクアパッツァ



新鮮な金目鯛の身がキュッと引き締まり、
アサリの旨味やペコロス、トマトの甘みが溶け込んだスープは最後の一滴まで美味しい。
こちらには、同じく静岡からおいでくださった

Blackaader 英君 純米吟醸無濾過生原酒

このラベルはレアです。滅多にお目にかかれません。
筆字がどどん!というラベルとは違い、サラリと入った英字。
お洒落で好きです。




アクアパッツァのトマトを食べ、こちらをいただくと、
なんとも言えない甘さと酸味が思わずにんまり笑顔にさせてくれました。

こちらと同時に飲み比べたのは
ラベルだけを見ると「日本酒」というよりワインを思わせる

まんさくの花 MK-X

キリリとした酸味が上の方に来て、(私的な表現ですみません)
そこに魚介の旨味が流れると、絶妙なバランスで着地できる感じでした。

なぜ飲み比べたのかは、
この日ご一緒できた方々だけの
ひ み つ ♪





ここで一旦、
・ネギとシイタケのブイヨンスープ
で一休み。
(これだけNo Photoです。sorry!!)

8人分のスープに長ネギ3本を使った、飲むというより食べるスープ。
皆さんに大好評でした。





次の一皿は
・スパゲティ オルトラーナ
大きめにカットした夏野菜の食感が、
シャキッとしていながらもジューシーで、
たっぷり煮込んだトマトソースが全体のバランスをまぁ〜るく、
でもやさしい酸味で引き締めてくれます。


先ほどのMK-Xがやはり酸味とベストマッチ!!!
ふ〜!ふ〜!っとテンションが上がります。

ボスのショウタイム!! @打ち合わせ用のライトテーブル

渋い顔をリクエストしたらこちらの表情。#フライパン重そう


今日も水色が素敵にお似合いの住谷さんがショウタイムを激写する後ろで#ヘベレケスマイル






Second piattoは
・豚肉の肩ロースのソテー 赤ワインソース

文字にするだけでゴクリと唾を飲んでしまう
表面カリッと、中はジューシー。
豚肉の脂身の香りとあま味が素敵です。



こちらには

菊鷹 山廃純米酒 無濾過生26BY

なかなか味わえない8号酵母、しかも常温熟成。


このマリアージュに私は感動しました。
常温ではお味噌を感じ、またそれが豚肉と...言うまでもなく。

そして本日、お燗をつける器具と素敵な酒器を持ってきて下さった金子さん。
金子さんのつける燗酒を味わえる日が来ました。




お燗してもらった菊鷹。

その味わいの変化に驚きました。
レーズンや、杏のまったりとした甘さがぐぐぐ〜〜っと出てくるんです。
これもまた豚肉と.....言うまでもなく。



このお酒リズムがたまりません。

幸せです。







宴もたけなわ、美味しいの連続の 最後を飾るのは、
寿司を握れるパティシエ Naomi のドルチェです。

Dolce
・ボネ

「チョコレートは使ってません」の一言で一同おめめまんまる!
濃厚な香りと甘さがふわぁっと広がり、オレンジピールが素敵なアクセント。
この完成度の高さに悶絶.....♥



こちらに合わせていただいたお酒は

神韻〈しんいん〉 樫樽純米酒

もし、お猪口でなくグラスで丸氷が入っていたら、、、ウィスキー?と間違えてしまいそう。
フレンチオーク樽で9ヶ月間熟成された純米酒は、大好きな樽の香りがする。
甘いけど甘すぎず、酸味もほのかにあり、やさしい口当たり。

このバランスの良さとドルチェの相性はもう.....最っ高。

日本酒って、こんな世界もあるんですねぇ....☆☆

ラベルの筆字の作者は、なんと4歳の女の子。超センス良い!!!




前回の日本酒の会 「其の一」では、ギャルソンの仕事に一生懸命になり(過ぎ)、
実はしっかりマリアージュを堪能出来なかったという大反省があり、
今回はじっくり学ぶ時間というか、知り、楽しむ時間を持たせてもらえました。
お陰様で、このような、自分的には内容の濃い記録ができまして、
協力してくださった皆様に、心いっぱい感謝いっぱいです。


毎回美味しさ新記録を更新してくれるボス、
プロの腕で協力にサポートしてくれて、最高のデザートを作ってくれるナオミ、
心地いい音楽を心地いいタイミングで流してくれて、
虫の目になりがちな私を鳥の目で支えてくれる田立さん。
それから、今日お集りいただいたゲストの皆様。
本当に有り難うございました。

こうして丸屋に幸せな思い出の一日が重ねられ、
人の温かさと、時間を共有する素晴らしさを肌で感じ、
明日からの仕事に、さらなる愛情を込められる有り難さで満たされております。






これからが盛夏です。
採れたて野菜のようにフレッシュにがんばります♫




from:Mafumi

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